2008/05/08

diet by only writing the weight dialy

計るだけダイエットとは?diet by only writing the weight dialy
数知れないブームが起きては消えていくダイエット。失敗してしまうことが多いのは、従来のやり方が、脳のメカニズムを無視していた方からです。最新の研究で、挫折の理由は、「意志の弱さ」ではなく「化学反応」だったことが判明。長続きして、しかもリバウンドなしno rebound ! 脳のメカニズムbrain mechanismにのっとった新ダイエット法new dieting methodです。

リバウンドrebound は、食欲 no appetite controlを抑えることがどうしてもできなくなり、急激に食べるために起こります。原因は様々ありますが、現在注目されているのがレプチンです。脂肪細胞が作るホルモンhormoneで、脳に働きかけて、次のような働きをしています。

食欲appetiteを抑える
基礎代謝basal metabolism を上げる

短期間に急激にやせると、レプチンが極端に減るため食欲appetiteが抑えられなくなります。これが、リバウンドrebound の原因の1つと考えられています。計るだけダイエットdietは、急激にやせる方法ではないため、リバウンドが起こりにくいのです

計るだけダイエットの方法
体重を1日2回計ります。朝は起床直後トイレを済ませた後で。夕方は夕食直後です。
一目盛100グラムのグラフに記入し、折れ線グラフmake graph of weightを描いていきます。
上がってしまったときには、自分なりの言い訳を書き込み、ストレスを感じないようにします。
目標は1日50~100グラム減らすこと。これならリバウンドを起こしません。
「寝る直前」欄には、寝る直前に計った体重を記入します。
記録用紙はこのページの末尾からダウンロードできます。

※この方法は大分大学医学部第一内科で考案された肥満治療法「グラフ化体重日記」を改変したものです。

グラフを活かすコツ!
このグラフを使うと、肥満の原因を探し当てるのにとても良いのです。

グラフ活用法・その1「言い訳欄」
体重が上がってしまった日のグラフを見ると、ほとんどの場合言い訳欄が埋まっています。ストレスをためずに継続する目的の言い訳欄が、実は肥満の原因を探るのにとても有効なのです。
グラフ活用法・その2「グラフの変化」
グラフの形にも肥満の原因を探るヒントがあります。通常、夕飯後に体重は増えても朝には下がります。夕朝の差が少ないのは夕食の量が多いか時間が遅いかのどちらかです。
グラフがきれいなジグザクを描いて下がらない場合、その理由を探ることで肥満の原因がつかめるのです。

快感物質の誘惑
ダイエットの挫折の理由としてアブラや糖分の誘惑があります。最近になってアブラや糖分をとると脳の中に快感物質(β-エンドルフィン)が出ることがわかってきました。これほど強い快感をいきなりやめることはそもそも困難。しかし!カロリーの低い「うま味成分」も同じ快感物質を出すことが分かりました。ネズミにうまみ成分を与えると、アブラの摂取量が減りました。

快感物質を出す方法を別なものに置き換えることがとても重要なのです。

つらい食事制限や単調な運動。こういった我慢を伴うもので快感物質に打ち勝つことは容易ではありません。大切にするのは、上で発見した「置き換え」という発想。ダイエットの中に食べ物に代わって快感物質を出してくれる要素を取り込むことが大切です。

それはグラフの「右下がり」。成功者の証言でも、「グラフが右下がりになることの快感が、ビールの快感に勝った」などと述べている人が多数いました。

大切なのは体重計。目盛はなるべく細かいものが成功の秘訣。細かい変化を喜べるからです。たとえば1日100グラム減ったとき、1目盛100グラムの体重計であれば毎日喜べますが、1目盛500グラムのものでは5日に1回しか喜べません。現在では1目盛50グラムのものまで販売されています。

グラフの右下がりが楽しくなった参加者の皆さんは、近所の人たちとウォーキングをしたり、ダンベル体操や腹筋運動など独自の工夫を始めていました。毎朝グラフが右に下がるのが見たくて、自然に始めていたとのこと。グラフによる快感物質を求め始めたのです。こうなれば成功間違いなしです。

これまでのダイエットは、強い快感を覚える食べ物の誘惑を強引に抑えようとするものがほとんどでした。ここに失敗の大きな原因があったのです。減ることを楽しむためのグラフ、これがダイエットを成功させるために絶大な効果を発揮するのです。

『計るだけダイエット』 成功者からのアドバイス!
体重計はふだん良く通るところに置けば計り忘れを防げます。
グラフは目に付くところに貼れば、変化を常に楽しめます。
測定はできる限り同じ服装で。わずかな変化を見逃さないのがコツ。
お腹が空いたときこそ運動。不思議と空腹感が和らぎ効果抜群。

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